SVS5 レート2102 最終97位 意表グッドスタッフ
TN Roxas レート2102 97位
※グッドスタッフって言葉がかっこよくて使いたかっただけ
◯目次
(今回から頑張ってページ内リンクを付けました)
・サイクルを極力避ける
・並びから展開を悟らせない
・テラスタルを雑に切って後発にテラスタルを切らずとも強いポケモンを残す
(忙しい人はここだけ読んで)
ルール改定後最初の記事のため自分なりの環境分析を以下に述べる。
4災の解禁、特にパオジアンとイーユイの存在により、受けが成立しない環境になることを予想し、対面寄りの構築が適正と判断した。
はじめに、初手のパオジアン、コノヨザル、ディンルーの3匹を倒すor流せる、ブーストエナジーHB甘える+いたみわけハバタクカミが刺さっていると感じ1枠目に採用。
型の匿名性により全対応が困難なサーフゴー、カイリューを2、3枠目に採用。
サーフゴーは災厄メタをメタるためのHBゴツメ、カイリューはステロ環境であること、カミとサフゴで荒らした後の〆を担う、電磁波と絡めて強引に舞えるブーツ竜舞神速地震型で採用していた。
4枠目は圧倒的高耐久ステロ巻きとしてHBディンルーを、5枠目はステロと相性のいいスカーフイーユイをそれぞれ採用し、6枠目に受け回しを破壊するカタストロフィ+悪波チオンジェンを採用し3ロムレート2000をそこそこ早い段階で達成できた。前からいる型ではあったが、流行前に強い型を使えていたため充実したシーズンを過ごせていた。
甘えるハバタクカミが強過ぎることが知れ渡り、初手のハバタクカミ展開が通らないケースが増えた(etc.ドクガ、早いブーストカミの後投げからの切り返し)。
また、相手の甘えるハバタクカミ、不意の霊テラスにより神速カイリューの通りが悪くなり、構築の賞味期限が切れていくのを感じた。
溶かしながら試行錯誤をしている段階で、ディンルーで荒らして甘えるハバタクカミを詰めに起用するケースの勝率が高いことに気付いたため、下手にメタ構築を組むよりも一方的にやりたい展開を押し付ける方向にシフトした。
とはいえ、対面構築は環境の一大トレンドで、なおかつ自身が最も敬遠していた構築であるため、下手さを隠す&対面構築であることを隠すべく、ミミッキュのようなポケモンを使わず、ディンルー+コノヨザルの並びでいずれかがステロ撒きであることを錯覚させ、相手の認識をズラすことに注力した。
(採用順)
こだいかっせい ノーマルテラス
ブーストエナジー
161(244) x 117(252) 155 155 157(12)
HB…極力固く
S…非エナジー時最速コノヨ抜き
ドレインキッス
あまえる
めいそう
前述した通り、初手荒らしが困難となったため詰めエースとしての運用。役割対象であるパオジアン、カイリュー等にはテラスタルを必要としないことから、初手のポケモンに安易にテラスタルを切る運用が可能となった。ドレインキッスはいたみわけとムーンフォースを足して3で割った性能と思っているためあまり強いと思っていないが、シャドーボールの枠を割くために渋々採用。テラスタイプは1ターンのアドを稼ぐノーマル。
マルチスケイル 飛行テラス
ラムのみ
167(4) 204(252) 115 x 120 132(252)
テラバースト
じしん
アンコール
認識ずらし枠①
ミミカイリューの並びでこのカイリューを予想することは容易なものの、この並びでこの型を予想することは困難であったと思われる。が、一番諸説だったのはこの枠だった。後述のコノヨザルで初手特攻してもらうなどして2枠目から起用するとアンコールを読まれなかったりなどのメリットがあった。ラムは発動する機会がなかったため嘴かクリアチャームでいいと思ったほど。このカイリューも流行り過ぎたため塩の増加に伴い通りが悪かった。
おうごんのからだ 水テラス
193(244) x 152(188) 153 111 114(76)
※環境初期に考案したため最速ドドゲ抜きカイリュー抜き調整となっているが絶対ここまで振る必要はない
たたりめ
でんじは
4災メタのメタ、コノヨザル、カイリューの誤魔化し、安直なチオンジェン対策などのために採用。この構築の中で唯一最初から最後まで変わらなかった枠。役割対象には滅法強かったものの、終盤は役割対象の電気テラス、少々Dに厚くした身代わり持ちにハメられたりなどメタの対象となっていたためそろそろ賞味期限だと思う。
わざわいのうつわ 水テラス
オボンのみ
231(4) 178(252) 170(196) x 101(4) 72(52)
HB…カタストロフィ+A特化ディンルーの妖テラス耐え
S…4振り50族抜き
じしん
カタストロフィ
ちょうはつ
認識ずらし枠②
HBステロディンルーでテラスを切って数的有利を取れる展開が多く、いっそステロを抜いてA特化させた方が強いと感じたためこの配分。初手で崩しを目論む不意の眼鏡イーユイや、眼鏡ツツミ(フリドラを押されたことがない)に対してもテラスを切ることで対処できることが多いことから見せ合いの段階でも精神衛生上よかった。舐めて羽を押さないカイリューを咎めるためストーンエッジを採用したが、確率以上に外すケースが多かったり、HB特化カイリューに対しても半分入らないことに頭を抱えていた。
まけんき 炎テラス
207(172) 148(100) 100 x 110 154(236)
H…100族と相討ち
A…余り
S…最速セグレイブ抜き抜き(153は不可)
ふんどのこぶし
じならし
いのちがけ
認識ずらし枠③
今回のMVPはこいつ。
起点作成orビルド型の認知が大半のため、あらゆる場面でミスリードを誘えた。特に後発のコノヨザルはいのちがけを打つケースが少ないことから、初手テラスで荒らした後のいのちがけの通りがよく、一方的に展開の押し付けに成功した。テラスがなくともハバタクカミのメガネムーンフォースをいい乱数で耐えるので、後発のハバタクカミ対策を行え、ツツミの水テラスハイドロポンプを高乱数で2耐えする点が強かった。とはいえ、セグレイブに実は強くないので抜く必要はなかったり、鋼テラスの方が良い場面も多かったと思う。
わざわいのたま 炎テラス
こだわりメガネ
131(4) x 100 205(252) 140 152(252)
オーバーヒート
ふんえん
ここまで重い受けループ、キョジオーンに負荷をかけられることから採用したが、受けループはコノヨ+ディンルー+カイリューで解決したこと、キョジオーンを安定して見れるわけでもなければほぼほぼ選出されなかったため諸説枠だった。とはいえサーフゴーの選出率がかなり高い並びのため入れ得ではあると思っている。
今期は序盤元気していたものの、結果的に非常に苦戦したシーズンとなった。環境が混沌としていたため、メタを諦めて対面で押しつけを行う構築を初めて使ったが、構築としての完成度は低く、以前積んでおいたレートに少しの上振れが重なってようやく二桁に入れたぐらいの認識である(8時前の更新で70位台だったのに急に落ちてクソ焦った)。課題を言語化する能力の欠如だったり、環境への理解度が足りなかったり、上位との明確な差を改めて痛感したシーズンだったため、今期やる場合は些細なことから言語化・明文化し、常々反省しながら取り組んでいきたい。